2026年5月18日月曜日

「塾なんて贅沢」から始まったこと

塾を「贅沢」と言う夫

自分がお金を出しているわけでもないのに。


夫は、

『塾なんて贅沢だ』

と言った。


子どもから相談された時、

私は、

「行きたい」という気持ちを

大事にしたかった。


できるだけ希望を

叶えてあげたい。


そう思って、

家計費を削れるだけ削り、

費用を捻出した。


それなのに夫は、

『無駄な努力』

と、鼻で笑った。


嫌味を言うだけなら、

口をはさんでほしくない。


そう思っていた。


一言言わないと

気が済まない人なのだ。


内心呆れながらも、

私は聞き流した。


文句だけ言って、

それで満足するのだろう。


そう思い込もうとしていた。


ところが…。


高学年になると突然、

「中学受験しろ」

と言い始めた。


頭が真っ白になった。


もちろん、

そんな費用はない。


準備もしていない。


何より、

子ども自身に

その意思がない。


また子どもの気持ちを無視して、

自分の考えを

押し付けようとする夫。


胸の奥が、

じわじわと苦しくなった。


私は、

徹底的に闘うと決めた。


…と言っても、

真っ向勝負は無理だから。


「家計的に到底無理」

「成績的にも難しい」


という形で、

押し通そうとした。


受け入れがたい選択を迫られ・・・

聞き流すだけでは、

この嵐は収まらなかった。


夫の発言は、

少しずつ

エスカレートしていった。


その空気を、

子どもも感じ取るように。


「パパが怒ってるなら、

 怖いからやめようかな」


その言葉を聞いた瞬間、

胸が締め付けられた。


一体、

何の権利があって

そんなことを言うのか。


怒りを押し込みながら、

私は子どもに伝えた。


「行きたければ、

 行っていいんだよ」


「言いなりにならなくて

 いいんだよ」


でも、

怖いものは怖い。


逆らったら、

どんな仕打ちが待っているのか。


想像するだけで、

胃がぎゅっと縮むようだった。


最初は、

「塾なんて贅沢だ」

という主張だけだった。


それが次第に、


「塾を続けるなら

 中学受験しろ」


「中学受験しないなら、

 夫の地元の公立中に行け」


と変わっていった。


この二択に、

子どもの気持ちはない。


一方的な要求を突きつけられ、


もう塾を辞めるしか

なくなってしまった。

「塾なんて贅沢」から始まったこと

塾を「贅沢」と言う夫 自分がお金を出しているわけでもないのに。 夫は、 『塾なんて贅沢だ』 と言った。 子どもから相談された時、 私は、 「行きたい」という気持ちを 大事にしたかった。 できるだけ希望を 叶えてあげたい。 そう思って、 家計費を削れるだけ削り、 費用を捻出した。 ...