少しでもお金を浮かせたくて
とにかくお金を捻出しようと、節約生活に突入した我が家。
こんな時、
モヤシは強い味方だった。
安くて食べ応えがあり、
味に癖も無い。
子どもも普通に食べてくれる。
本当に助かった。
けれどその一方で、
栄養面はやはり気になってしまう。
成長期の子どもに、
モヤシばかり食べさせていて大丈夫なのか。
そんな不安が何度も頭をよぎった。
だから、
具材を少しずつ調整しながら
野菜炒め生活を続けることに。
モヤシとキャベツだけでは、
さすがに偏りすぎる。
ひき肉を足してみたり、
安い時には竹輪を使ったり。
竹輪は100円以下で買えるし、
味にも変化が出る。
それでも飽きそうになると、
今度はカニカマ。
そうやって、
少しずつ、少しずつ。
小銭を浮かせて、
夫に支払うお金へ回していた。
食事が苦痛になっていく
節約生活が一か月を迎える頃、
とうとう問題が出てきた。
飽きた。
ただ、それだけの話。
でも、
毎日同じような食事が続くと、
想像以上にしんどい。
今振り返れば、
「よく一か月も続けたな」
と思う。
子どもには給食があった。
だからまだ、
ある程度バリエーションのある食生活だったと思う。
そうでなければ、
もっと早く限界が来ていたはず。
問題は私の方だった。
大人だから、
多少の我慢くらい平気。
そんなふうに思っていた。
けれど、現実は違う。
食事の時間が、
どんどん楽しくなくなっていった。
しかもお昼は、
節約のためにパン一つ。
100円程度のパンを一つだけ。
それで夕方まで耐えて、
夜はまた野菜炒め。
最初の頃は、
「野菜も摂れるし、健康的かも」
なんて呑気に考えていた。
でも、
そんな気持ちも長くは続かない。
だんだん、
食事の時間そのものが苦痛になっていった。
そして一か月後。
結局、
子どもと話し合って決めた。
無理のない範囲で節約しよう、と。
この一か月で浮いたお金は、
約1万5千円。
思っていたより少なかった。
