2026年11月5日木曜日

今さら、夫の面倒なんて

不安が杞憂に終わった時

夫に関しては、

いつも不安ばかりだったから。


予想外のことが起きても

慌てないように。


あえて、

良くない想像をするようになった。


そうすれば、

心の準備ができる。


この時も、

夫から何度も着信があり、

メッセージがあふれ、

恐ろしい声で留守電が入る。


そんな想像をしていた。


だけど、

そんなことは起こらなかった。


画面を開いてみたが、

何もなく、

朝、電源を切った時のままだった。


確認した時は、

心の底からほっとした。


他の人にとっては、

何もないことが普通なのだと思う。


でも、私にとっては

それが当たり前ではなかった。


『助かった~』


そう思う瞬間だった。


画面を開いた後、

思わず笑みがこぼれた。


まるで、

幸せなことがあったかのように。


実際、

夫からの連絡がない時は

本当に幸せに感じた。


子どもも、敏感に

その変化を感じ取っていたようだ。


私に笑顔が戻ったのを見て、

再び元気になった。


義両親からの頼まれ事

実は義両親から、

あることを頼まれていた。


二人が居ない間、

夫のことをよろしく頼むと。


もう、よい年をした大人だ。

何でも自分でできるし、

世話を焼く必要もない。


それなのに、

自分たちだけが行くことが気になるのか、

何度か「お願いね」と言われた。


だけど、

あえて何もしなかった。


子どもがまだ小さかった頃、

何かに腹を立てた夫が、


「今後一切面倒を見ない」


と宣言したことがある。


幼児だった子どもは驚き、

ショックを受け、

夫の顔色をうかがった。


話しかけても無視をされ、

目も合わせてくれない。


それどころか、

困っている様子を見ても、

せせら笑うだけで

手を貸そうとはしなかった。


私が手助けしたくても、

「手を出すな」と釘を刺されていたため、

表立っては動けず……。


隙を見ては、

こっそりフォローした。


夫はこう言った。


「今後一切何もするな」


着替えを用意することも、

ご飯を作ることも、

洗濯をすることも許さない。


保育園の準備も、

全部自分でやらせれば良い。


そんなバカな話、

受け入れられるわけがない。


反対されても、

食事を作り続けた。


食べ終わった後、

子どもが立ち上がろうとしたら、

夫が制止して言った。


「自分で洗え」


だけど、

小さすぎて流しが見えない。


私が見かねて、


「届かないから無理だよ」


と洗おうとしたら、


「黙ってろ!」


と怒鳴られた。


子ども用の椅子を

一生懸命に運び、

拙い手で洗い物をしていた姿が

今でも忘れられない。


洗っている最中も、

洗剤が多すぎるとか、

シンクにお皿を置くなとか、

難癖をつけていた。


幼い子どもに対し、

それほどの仕打ちをした人だ。


助けようなんて、

思えるはずがなかった。

今さら、夫の面倒なんて

不安が杞憂に終わった時 夫に関しては、 いつも不安ばかりだったから。 予想外のことが起きても 慌てないように。 あえて、 良くない想像をするようになった。 そうすれば、 心の準備ができる。 この時も、 夫から何度も着信があり、 メッセージがあふれ、 恐ろしい声で留守電が入る。 そ...