コントロールを止めない夫
「今日は数学やったか」「学校の勉強よりも
先取りしなきゃダメだ」
「今やっているのは、
最底辺の子に合わせてる。
その中なら一番じゃなきゃ
意味が無いんだ」
夫は、日々
そんな言葉を投げかけた。
どれほどの
プレッシャーだっただろう。
テストのたびに
しつこく点数を聞かれる。
思わず嘘をつきたくなっても、
実際に見に来られたら
全てバレてしまう。
結局、諦めるような気持ちで
正直に報告した。
正直に言えば、
許されるというものでもない。
夫が満足しなければ、
これでもかというほどの
罵詈雑言を浴びせられる。
それが怖くても、
しつこく来る連絡を
無視できなかった。
最悪なことに、
夫はいつも、こう言い聞かせた。
「お前はばかだ。
ばかでも、やる気になれば
行きたい高校にも行けるんだ」
子どもがどこに行きたいかも
知らないくせに。
勝手に、
地元で優秀な子が通う高校を
第一志望だと決めつけた。
まだ1年生。
どこに行きたいのかも
分からない。
自分の意思でもないのに
その先のレールを敷かれ、
そこから外れないように
常に見張られていた。
ぎちぎちにコントロールされる生活は、
中学生になっても続いた。
塾に行かせろ
子どもの成績が
期待通りでなかったからか、
夫は突然言った。
「塾に行かせろ」
このブログにも書いたが、
小学生の頃、一方的に
「塾をやめろ」と言われた。
だけど、子どもは
「やめたくない」と言った。
私はその意思を尊重したい。
その気持ちに応えたいと思った。
それで、こっそり通うことにした。
でも、そのことを
夫は知らない。
中学生になり、
生活はがらりと変わった。
部活も始まり、忙しい毎日。
余裕がなくなり、
「また、余裕が出てきたら
どこかに通おうか」
そう話して、塾を休んだ後だった。
そんな経緯も知らず、
自分の指示通りにしたと
思い込んでいる夫は言う。
「今時、塾に通ってないなんて
おかしいだろ」
自分の言ったことに
責任を持たない。
子どもを傷つけたことにも
気付かない。
ただ、
思い通りに動かしたいだけ。
自分勝手な振る舞いに、
私は腹が立った。
言いなりになりたくない。
そんな気持ちもあった。
だから、一度目は
「今は時間的にも
余裕が無くて無理」と断った。
それで諦めるような人なら
良かったんだけど。
その後、1週間に一度のペースで
何度も言われることになった。
