2025年9月3日水曜日

ゲーミング女子から「家に遊びに行きたい」と言われた夫

夫の恋愛に新たな動きが

ずっと怪しんでいたに違いない。

夫が『子ども』というワードを出した時から。

否定しても否定しても、毎回のように探るようなことを言われていたらしい。

それで夫は少し疲れていた。

まあ、自業自得と言えばそうなんだけど。

上手くいって欲しい私としては、こんなことで終わられたら困ると思った。

「いっそのこと本当に独身になったら?」

とでも言おうとしたが、止めた。

だって機嫌が悪かったんだもの。

順調な時には分かりやすく機嫌も上々で、雲行きが怪しくなってきたら途端に態度が悪くなった。

大人なら、自分の機嫌くらい自分で取って欲しい。

でも、夫にはそれができない。

周りが気を使ってくれるのが当たり前で、自分は整えられた環境で過ごすだけ。

そういう人が誰かに好かれようと思ったら相当無理をするしかない。

もっとも、夫は外面を取り繕うのが上手かったので、周りからの評判はすこぶる良かった。

万が一怒っている場面を見られたとしても、

「あの人が怒るくらいだから、相手がよほど悪いことをしたのだろう」

という感じになった。

あの時も、ゲーミング女子の前ではにこやかに対応し、通話を切った後にイライラしていたようだ。

それが分かっていたので、私も極力接触を避けた。

どうせ八つ当たりされるに決まってる。

私には何をしても良いと思ってるんだから。

イライラのはけ口にされないように気を付けていたら、その役目はお義母さんになっていた。

お義父さんの方が夫と居る時間は長かったんだけど。

同じように気の強いところがあるので反論されるのを嫌ったのかもしれない。

お義母さんの場合、言われっ放しで打たれ弱いという私との共通点があった。

そうやってイライラを解消しながらもゲーミング女子とのやり取りを続けた夫。

相手は繰り返し『独り身だよ』という夫の話を確かめたくて、ある行動に出た。

それは、

「一度家に行ってみたい」

という提案だった。


ゲーミング女子とも疎遠に・・・

ゲーミング女子からの提案に悩んだ夫。

最終的にどうしたのかと言うと、友だちの家を借りた(笑)

一人暮らしの友人の家で待ち合わせをして話をして。

その間、家主である友人は外に出ていてくれたらしい。

夫が住んでいる場所ということにしたのかどうか。

そのあたりのことは確認できなかった。

その後も押しかけてきたらどうするのかと思ったが、どうやら会ってみたら急速に興味が失われたようだ。

やがて一緒にゲームをする頻度も減り、いつの間にかゲーム自体からも遠ざかった。

その後、夫の口癖は

「俺も趣味を持たなきゃな―」

になった。

『そんなことを考える前にきちんと仕事をしてくれ』と内心思っていた。

でも、あの女性のお陰で上手く発散できたのか仕事も何やかやと続けていた。

このまま続けてくれれば、もしかしたら養育費をもらうという未来も見えてくるかも・・・。

そんな期待をしつつ、自分の仕事をがんばった。

どのみちシングルマザーになるのだ。

自分で頑張るしかない。

『子どもを守らなきゃ。頑張って育てなきゃ』という決意が私を強くしてくれた。

2025年9月2日火曜日

特殊な関係性を指摘されてもピンと来ない私

感覚がおかしくなっていたのは夫だけではない

ブログでは夫の異常性を指摘することが多い。

でも、おかしくなっていたのは夫だけでは無かった。

私も感覚がだいぶ麻痺していて、『普通』というのが分からなかった。

『それ、おかしいよ』と言われるたびに戸惑う日々。

そういうのに慣れるという意味でも、夫と離れてからの時間は重要だった。

今でも我が家のエピソードを語る時には相手に引かれやしないかと冷や冷やしてしまう。

そんな私が会社で夫とのことを最初に話した時、先輩にはかなり驚かれた。

「突っ込みどころがいっぱいあり過ぎて。何から突っ込んだら良いのか分からないよ」

「ていうか全部おかしい。(私)もおかしいよ」

と言われ、キョトンとしてしまった。

この時、夫だけがおかしいと思っていたのだから無理もない。

先輩が言うには、言われたことを真に受け過ぎて振り回されているのだと言う。

まるで夫の言うことが全て正しいかのように。

それだけを見ると、崇拝しているかのようだと言っていた。

そんなはずはない。

むしろ、夫の言うことは嘘ばかりだと思っていたのだから。

でも、気づかないうちに夫の言う通りにしなければならないという強迫観念に駆られていたのかもしれない。

反抗したら酷いことが待っている。

まるでパブロフの犬みたいに、そう教え込まれた。

子どもも同じで、自分の頭で考えることを止めてしまった。

離婚の話し合いの問、とても苦労したのは自分たちの要望をまとめる時だった。

本来なら色んな要望があるはずなのに。

私の場合には親権が欲しいということしか出て来なかった。

子どもと一緒に居られさえすれば何も要らない。

それ以上のことを求めるのは贅沢だと思った。


モラハラ被害者の闘いは続く

実は未だに夫から受けたモラハラの影響は色濃く残っている。

まあ、夫がいつでも来られる場所に居るというのも大きいのだとは思うが。

それ以上に、夫の存在を意識しながら生活することが当たり前になり過ぎてしまった。

あの人は、何か気に入らないことがあると、

「今からバイクでそっちに行くわ。待ってろよ」

と脅す。

だから、心の底から安心できない。

いっそのこと夫が遠くに引っ越してはくれないだろうか、と思うことも多々ある。

子どものことも気にかけているような素振りを見せるが、これまた呆れるような理由からだ。

将来こどもが立派に育った後、自分の面倒を見て欲しい。

そんな驚くべきことをいけしゃーしゃーと言う。

養育費も払ってくれないくせに、

「老後はよろしくって言っておいて」

などと伝言を頼んでくるのだから本当に図々しい。

以前、子どもがまだ2~3歳の頃も言っていたが、未だに

「パパのために家を建ててね」

と言うこともある。

直接言うことができず伝言をお願いするような間柄なのに、まだ夢を捨てきれないらしい。

将来への不安を口にする時、そこには私たちへの期待がにじんでいるのも感じる。

「一人になってもお前らが居るから俺はまだ幸せだよ」

と言われた時にはゾッとした。

自己愛性人格障害の夫は自分のことしか愛せない。

そのくせ、周りに対して深い愛情を求めてくる。

そして大事にされないと激しく攻撃する。

もし過去に戻れるのなら、きっと私は自分に言うだろう。

まだ社会に出たばかりで何も分からなかったあの頃の私に。

『その人だけは止めておきなさい』と。

2025年9月1日月曜日

既婚者であることがバレそうになった夫

自らの発言で窮地に追い込まれた

ゲーミング女子との関係は、概ね順調だった。

お義父さんやお義母さんが一生懸命邪魔しようとしていたが全く動じず。

相手もそんな様子には気づいていないようだった。

どんどん親密になる二人。

『会いたいね』という雰囲気だったのに・・・。

夫が自爆した。

もう間もなく直接顔を合わせることになるのではないか、というタイミングで。

二人の関係が進展することに期待していた私は心底ガッカリした。

きっかけは子どもの話題だ。

本当にアホな話だと思う。

会話することに慣れ過ぎて素が出てしまったのかもしれない。

それで、『子どもが~』という言葉が出てしまった。

『うちの子が~』と言わなかっただけまだマシなのかも。

でも、『子どもが~』と言ったら、大抵は自分の子だ。

それを、夫は必死で取り繕って兄弟の子どもだということに仕立て上げた。

相手もきっと怪しんだに違いない。

でも、夫があまりにも必死になって弁解するものだから信じるしか無かったのだろう。

結局、お義兄さんに子どもが居る設定になった。

本当に信じたかどうかは分からないが、それ以来夫は慎重になった。

会話もそれまで以上に気を使い、ボロが出ないようにしていた。

その甲斐あってか、二人のやり取りは続いた。

それにしても、こんなにもひた隠しにされる子どもの気持ちはどうなのよ、と思ってしまった。

そんなことをするくらいなら本当に縁を切ってくれても構わないのに。

子どもとのつながりは持っていたいというダブルスタンダード。

良いとこ取りをしようとする夫らしいと言えばそうだが、何ともモヤモヤが残った。


その後、何度も確認されていた夫

一段落したと思っていたが。

その後も夫は何度もゲーミング女子から

「本当は既婚者なんじゃないの?」

と確認されていた。

当たり前だ。

どう考えても怪し過ぎる。

そのたびに、

「そんなわけないじゃん!」

と強く否定し、子どもの存在を打ち消していた。

こんな人が親権を要求するんだから、本当にため息しか出ない。

一連のことを会社の親しい人に話したら、

「あなたにそんな話をしてくるの?馬鹿にしてるよ!」

と物凄く憤っていた。

まるで私よりも当事者みたいに。

「もっと怒って良いんだよ?!」

とも言われたが、正直なところ怒りなんてこれっぽっちも湧かなかった。

だって、もう夫のことが好きではなかったのだから。

恋愛に浮かれている夫のことをどこか冷めた目で見ていて、自分たちに意識が向かないのは好都合だとさえ考えていた。

だから、できるだけ長く続いて欲しかった。

できればそのまま結婚して欲しかった。

そうすれば私は自動的に離婚という自由を手に入れられる。

当時はそればかり考えていて、心に余裕が無くて。

離婚という一大ミッションの前では、それ以外は些細なことのように思えた。

そんなこんなで期待しつつ、まるで自分事のように一喜一憂していたわけだが。

夫はそれを知らない。

もし知ったとしても、また都合の良い脳内変換によって、

「そんなに気にするなんて。よほど俺のことが好きなんだな」

と勘違いするだけだろうけど。

気づかれないのを良いことに、こっそりと全力で二人を応援していた。

2025年8月31日日曜日

「仕事辞めようかな」という夫からの相談

こういう時だけ私に言われても・・・

薄々気づいてはいたが。

夫が早々に仕事を辞めたくなっていた。

ゲーミング女子とのやり取りが忙しいようで、しばらく音沙汰が無かったのに。

「ちょっと相談したいことがあるんだ」

と急に言ってきた。

嫌な予感がした。

夫がこういう切り出し方をする時って、大抵良い話ではない。

むしろその逆で、問題が起こりそうだった。

どうせ悪いことが起こるのなら、せめて結果だけ知らせて欲しい。

そう思っても、いつも私を巻き込もうとした。

本当は関わりたくなかったけど聞かざる得ないような雰囲気もあり、仕方なく

「どうしたの?」

と聞いたら、

「俺さ、今の仕事辞めようと思うんだけど、どう思う?」

と質問された。

どう思うも何も・・・。

自分で辞めると決めたら誰に何を言われようがその意見を変えることは無いではないか。

それなら、わざわざ周りに意見を仰ぐようなことをするべきではない。

自分の意思だけで辞めれば良いのだ。

咄嗟にそう思い、

「もう決めてるんでしょ?」

と言った。

そうしたら、

「まだ迷ってるんだよ。お前の意見を聞いてから決めようと思ってさ」

と言うので、私は言葉に詰まった。

これはトラップだ。

どちらに転んでも私に非があるように言われてしまう。

例えば、『もう少し続けたら?』と助言した場合。

そう言われた夫が耐えきれなくなって辞めた時に、『あいつのせいで無理をした。そのせいで体調が悪くなった』となってしまう。

『辛いなら辞めても良いんじゃないの?』と助言した場合。

次の仕事がなかなか決まらなければ、きっと私のせいになるだろう。

お金が無いことも私のせいにされてしまうかもしれない。

更に無職を正当化されるリスクもある。

結局のところ、どちらの意見を伝えたとしても良い結末など迎えない。

それが分かっているのに意見なんて言いたくなかった。

でも夫は曖昧な態度を許さず、答えを求めてきた。

こうなると面倒くさい。

非常に面倒くさくて、聞かなかったことにしたいくらい。

何ならその部分の記憶を消してくれて構わないよ?とも思ったが。

私に話した時点で、既に夫の決断に対する責任の一端を背負わされることが決定してしまった。


「夫は辞めたいのだな」と分かった

その先のことを考えると、良い言葉が思い浮かばなかった。

それでどっちつかずの態度を取り続け、最後まで明確な答えを避けた。

夫にしてみたら、これは予想外だったのだろう。

「真剣に考えてくれないんだな!」

とすっかりへそを曲げてしまった。

自分の行動に対し、誰かに責任を負って欲しいというのがそもそもおかしな話だ。

それを平然とやってのける夫の思考が歪んでいるのだと思う。

怖くてそんなこと言えないけど・・・。

この件以来、私は夫から『仕事辞めたよ』という連絡がいつ来るかと身構えた。

すぐかもしれないし、数か月後かもしれない。

少なくとも年単位の話ではないことは分かった。

夫がああいう風に言い始めたら、たぶんもう辞めることは決まっている。

あとは状況が許すのを待つだけ、といったところか。

普段よりも探るように聞いてきたのは、恐らくだが親権を考慮したのだと推察した。

というのも、一度は諦めたはずの親権を再度要求してきて困った状況に陥っていたからだ。

義両親からの要望だということも分かっていた。

不利な状況を作らないように、辞める前に先まわりして私に連絡してきたわけだ。

そういう点は本当に抜かりが無くて、だからこそ怖いと思った。

ぼんやりと対応していたら、簡単に形勢が逆転してしまう。

この頃、別れた元夫から危害を加えられた方のニュースを頻繁に耳にするようになった。

それだけは避けなければならない。

だから居場所も明かせないし、住所を知られてしまっている家族のことを案じた。

夫を追いつめないように慎重に事を運ばなければならなかった。

2025年8月30日土曜日

子どもに服を買ってあげたい、と連絡してきた義両親

孫に何かしてあげたいお義母さん

別居を始めてから数か月が経過した頃、お義母さんから

「(子ども)」に服を買ってあげたい」

という連絡がきた。

家を出てさぞかし厳しい生活を送っているに違いない、と思われたようだ。

実際、家を出たばかりの頃はお金も無い、将来への展望もない、部屋も借りられないのナイナイ尽くしで途方にくれた。

でも、それから少しずつ整えて何とか落ち着く環境を作ることができた。

だから、私的には以前よりも充実していたのだが。

どんなに説明しても無理をしているのに隠していると勘違いされた。

それで不憫に思ったのか、色んな提案をしてくれた。

そのうちの一つが子どもの服。

子どもってどんどん大きくなるから、確かに頻繁に新調しなければならなくて大変だ。

ただ、それも楽しみではある。

どれくらい大きくなったのかな。

こんな服をもう着られるのかーみたいな。

だから、私は子どもの服を買いに行くのがとても楽しみだ。

申し訳ないのもあり、声を掛けられてもずっと断っていたのだが、

「遠慮ばっかりして。せめて私たちのことは頼ってくれて良いのよ」

と言われ、ずっと断り続けるのも良くないのかな~と思い始めた。

夫の家はお義兄さんのところに子どもが居なくて、孫はうちの子一人だ。

何かしてあげたい、という気持ちも分かる。

だけど、義実家も大変な状況にあり、お金の面でも苦労していることを知っていた。

お義兄さんの事とか諸々考えたらやはり買ってもらうべきではないと考え、最終的に断った。

断った時、とてもがっかりしたように、

「あなたも頑固ねぇ」

と言われ苦笑い。

だって色々考えちゃうんだもの。

それに、うちの子は義両親のことも警戒しているから『一緒に買いに行こう』と誘ったって喜ばない。

むしろ、『え~行かなきゃだめ?』という雰囲気になると思う。

これまでの事があるから、ある意味仕方がないのだけれど。

拒否反応を示されていることが分かったら、きっと義両親もショックを受けるだろう。

だったら最初からコンタクトを取らずに時間が過ぎるのを待つ方が良いのだ。


「子どもの服くらい、自分で何とかしろ!」

義両親が良かれと思って声を掛けてくれても、夫がそれを快く思わない。

そんなやり取りがあったことを知ると途端に機嫌が悪くなって、

「子どもの服くらい、自分で何とかしろ!」

とキレた。

ちゃんと断っているのにキレられるんだから。

本当に話にならない。

それで、

「買ってもらおうとは思ってないよ」

と伝えると、

「当たり前だ!お前の意思で勝手に出て行ったんだからな!」

と返される。

もうお決まりのパターンだ。

色んな場面で同じようなやり取りが繰り返され、私も悟った。

この人は私たちのためにお金を使うのが嫌なのだ、と。

義両親が孫のために何かを買うのも許せないらしい。

このような面だけを見ても、やはり私たちへの愛情は無いのだと思わずにはいられなかった。

それに加え、モラハラ虐待という事実があり・・・。

きっと夫は都合の良いサンドバッグが欲しいのだと感じた。

あとは世間体。

家族を持って幸せに暮らし、誰からも尊敬される自分。

そんな自分を引き立てる役目として私や子どもがいて。

理想を叶えるための道具でしか無かった。

2025年8月29日金曜日

息子のゲーム密会を知った義両親

親って、子どもがいくつになっても親なんだな

夜な夜なゲームを楽しんでいた夫。

そこにはいつもあの女性が居て。

オンライン上でつながっているだけの相手だけど、二人はとても仲が良さそうだった。

私は夫から聞いた話しか分からないけど。

義両親の場合にはそれを間近で見ていた。

最初は話しながらゲームをしたりするというのがイマイチ理解できなかったようで・・・。

「今の若い人はああいうのが楽しいの?」

なんて、お義母さんが怪訝そうに言っていた。

この時はまだ純粋にゲームをしているだけだと思っていたみたい。

仕事を再開してストレスもあるだろう、という気遣いもあったのかもしれない。

それが段々と不快感を示すようになった。

こちらに連絡が来るのはごく稀だったが、その時にいつも、

「私たちはああいうのを良く思ってないのよ」

と言っていた。

ちゃんと息子を監視している。

間違いが起こらないように気を配っている。

そんなアピールをしている感じがした。

次第に二人の仲の良さにヤキモキし始めた義両親。

夫に苦言を呈することも増え、義家族内の関係もぎくしゃくした。

夫がお義父さんやお義母さんのことを、

「最近、口うるさいんだよ」

と愚痴ることがあったのだが、煩わしく思っているだけで改める様子は無かった。

そんな息子に更にイライラする二人。

夫の話からは、その様子が手に取るように分かった。

親って本当に大変だ。

子どもがいくつになっても心配したり怒ったり。

きっと私もそうなるんだろう。

当の本人は人の言うことを聞くようなタイプではないので、『俺に指図するな!』という態度を貫いていた。


義両親の邪魔の仕方が面白い

夫がゲームを始めると、義両親があの手この手で邪魔するようになった。

その方法が面白くて・・・。

例えば、わざわざそばまで行って急に咳き込んだり。

ゲームしているのを知っているのに、気づかないフリをして少し離れた場所から

「(夫の名)~!ちょっとこっち来て!」

と呼んだり。

唐突に瓶詰めなどを渡して、

「悪いけど、これ開けて」

と言ってみたり。

あまりにも頻繁にそういうことがあるものだから、夫が通話を切って怒ったら

「えっ、今誰かと話してたの?」

とすっとぼけた。

この話を聞いた時、声を上げて笑ってしまった。

もっと良い方法は無かったんかい。

これじゃあ怒らせるだけだよ。

なんて思ったけど、必死な様子が目に浮かび、何とも言えない気持ちになった。

ここまでするのは、やはり私たちに戻って欲しいからだ。

でも、もうその可能性は無い。

そんなことをしても無駄かもしれないと思いつつ、義両親は事態を悪化させないために動いているように見えた。

そう考えたら、私自身も義両親を傷つけている一人なのかもしれないと思った。

彼らの願いを阻んでいるのは、他ならぬ私の離婚への決意なのだから。

2025年8月28日木曜日

夫のゲーミング女子との蜜月は続く・・・

直接会うようになるのも時間の問題か・・・?

飽き性の私とは違い、夫は一つのことにかなり執着する。

はっきり言って、しつこい性格だ。

その執着心が離婚を面倒にしたのだけれど。

あの独特の性格は別のことに生かされていた。

ネット上で出会ったゲーミング女子とのやり取りだ。

当初の予想を覆し、結構長く続いた。

ゲームだけでつながってる相手だから、すぐに切れるんだろうと思っていた。

それが、案外密な関係を築いているようだった。

私は感心しつつも警戒を強めた。

上手くやっている時は良い。

でも、何か問題が発生したらとばっちりを受けるのはこっちだ。

楽しくやっていたのが急にダメになった時、夫の暴れっぷりは半端無かった。

そういう前例があるから気を抜くことはできなかった。

思い出せば出すほど、その落差が恐ろしくて。

戦々恐々としながら事の成り行きを見守った。

相手は夫のことを独身だと思っていた節がある。

「こんなに遅くまでゲームしてて、家の人に何か言われたりしないの?」

と聞かれた時、

「年寄りは早く寝るから大丈夫」

と答えたらしい。

これって多分お義父さんかお義母さんのことだと思うんだけど。

暗に一緒に居るのは高齢者だけだよというのを匂わせている。

こう言われたら、多くの人は両親と一緒に暮らしている独身者だと思うだろう。

夫はこういう巧妙な嘘をつくことがある。

会話を続けるうちに、その女性も自分のことを話すようになった。

年齢は夫と変わらず、実家暮らし。

偶然にも住んでいる所が近かったようで、何となく『近いうちに会おうか?』という雰囲気になっていた。

夫がそれを自慢げに話してきた時、正直どうでも良いと思った。

でも、相手があの人の表の顔に騙されているとしたら不憫でならなかった。

『いっそのこと浮気をしてくれ』と思いつつも、『いや、やっぱりダメでしょ』と思ったのにはそういう事情がある。


離婚の話し合いも後回しにされ、内心イライラ

機嫌の良いタイミングを見計らって離婚の話を進めたい。

モラハラ夫を持つ人なら、この気持ちが痛いほど分かると思う。

我が家は夫の機嫌が全てだった。

機嫌次第でスムーズにいくこともあれば上手くいかないこともあった。

そんなことに振り回されるなんて、本当に馬鹿々々しいかぎり。

でも、それを無視して動けば大きな失敗を犯す可能性があるから私も慎重になった。

万が一機嫌の悪い時に動いてしまったら、きっと取り返しにつかないことになっていたはずだ。

あの頃の私は常に動く準備をしていた。

夫がその気になってくれたらすぐに進められるように。

怒らせないように言葉を選ぶことにも気を使った。

本当のところ、夫の心理状態なんて分からないけど。

離婚届に判を押してもらえさえすれば、それで良かった。

ゲーミング女子との交流に夢中になる夫と、それを好機と喜ぶ私。

終わってるね。

本当に終わってる。

そんな二人が夫婦で居続ける意味なんてないのに。

夫にはそんな簡単な事が分からないようだった。

ゲーミング女子から「家に遊びに行きたい」と言われた夫

夫の恋愛に新たな動きが ずっと怪しんでいたに違いない。 夫が『子ども』というワードを出した時から。 否定しても否定しても、毎回のように探るようなことを言われていたらしい。 それで夫は少し疲れていた。 まあ、自業自得と言えばそうなんだけど。 上手くいって欲しい私としては、こんなこと...