子どもを義実家に連れて行きたい夫
夏休みの間、色んなことに介入しようと
何やら画策していた夫。
自分勝手な要望も
たくさん出された。
一番多かったのは、
「たとえ数日でも良いから
義実家に来て」
というものだった。
それを聞いた途端、
子どもはびっしりと
予定を詰め始めた。
元々はそんなになかった予定が、
いつの間にか埋まっていく。
これは、意思表示だ。
パパと過ごしたくない。
義実家に行きたくない。
その一心で、
スケジュールを立てたに違いない。
「ずっと予定が入っていて
無理みたい」
私から、そう伝えた。
でも、夫は信じなかった。
「そんなはず、ないだろ!
何があるのか言ってみろ!」
と怒鳴る。
「本当なんだよ。
〇日は~で。〇日から〇日は~で」
予定を一つずつ丁寧に説明しても、
「嘘つきやがって!」
と嘘つき呼ばわり。
予定が詰まっているとはいっても、
時々、ポツリポツリと
何もない日もある。
でも、それでは意味がなかった。
夫は義実家に子どもを
泊まらせたかったからだ。
日帰りで数時間過ごすだけでは、
満足できなかったらしい。
もっとも、
子どもは日帰りでさえも、
断固として拒否していた。
仕事を辞め、毎日のように押しかける夫
とうとう夫は、
ストーカーのような
行動に走るようになった。
毎日のように家に来ては、
子どもに会おうとする。
夜、突然訪問してきて、
しつこくインターホンを鳴らす。
悪夢のような日々だった。
子どもには、
なるべく朝早めに家を出るよう伝え、
図書室や塾も活用した。
働いているはずの夫が、
なぜこんなにも頻繁に
来ることができるのか。
それが疑問だった。
それとなく義実家に
探りを入れてみたら、
何と、再び無職になっていた。
しかも、
自分から辞表を叩きつけて。
最悪だ……。
このタイミングで
仕事をしていないとなると、
いつ突撃訪問されるか分からない。
時間帯を問わず、
あまりにも自由に行動しているので、
おかしいとは思っていた。
でも、まさか、
本当に辞めていたとは。
私はその事実を
すぐに子どもに伝えた。
そして、対策を練った。
本来なら、夫に三行半を叩きつけて、
絶縁宣言したいところだ。
でも、こんな状況になっても、
逆恨みが怖くて
慎重にならざるを得なかった。






