2026年8月18日火曜日

なぜか、夫の彼女にお金を渡すことに

突然の電話

驚いたことに、

彼女はお金の受け渡しにまで

口を出してきた。


振り込みをすることで、

お義母さんとは

話がついている。


それなのに、

突然、

『自分が受け取って

お義母さんに渡す』

と言い始めた。


どうして、

そんな面倒なことを?


あの人たちが

何を考えているのか、

さっぱり分からない。


私はただただ、

困惑するばかりだった。


それから、

1週間ほど経った頃。


その件についてだけ、

返信することにした。


「振り込みするので、

ご心配いただかなくても

大丈夫です」


私が伝えたのは、

それだけだった。


それなのに――


何が、

彼女の逆鱗に触れたのだろう。


突然、

電話がかかってきた。


夫と一緒にいる時には

聞いたことのないような、

激しい怒りのこもった声。


何かを激しく

まくし立てている。


でも――


何を言いたいのか、

さっぱり分からない。


興奮しているせいなのか、

滑舌まで悪くなっている。


結局、

私が聞き取れたのは、

たった一言。


「バカにしてるの?」


その言葉だけだった。


「もう面倒だから」

あまりの剣幕に、

私はただ驚いて、

黙って聞いていることしか

できなかった。


ひとしきり

怒りをぶちまけた後、

彼女は言った。


この件については、

夫と話ができている。


夫も、

同じ気持ちだから。


それを聞いているうちに、

私は思った。


何だかよく分からないけれど、

これは、

厄介なことになったぞ。


そう感じた。


すぐにお義母さんに連絡し、

これまでの経緯を

かいつまんで説明した。


すると――


さらに驚くことがあった。


すでに、

お義母さんのところにも

彼女から連絡が

入っていたのだ。


内容も、

ほぼ同じだった。


一方的に話をされて、

電話は終わったらしい。


「すごい勢いでしたよね?

大丈夫ですか?」


そう尋ねると、

お義母さんは、

終始穏やかだったと教えてくれた。


そうか。


彼女も、

相手を見て

態度を変えているんだ。


そういうところも、

夫とよく似ている。


心の中で

そんな悪態をつきながら、

私はお義母さんの

返事を待った。

 

すると――


返ってきたのは、

思いもよらない言葉だった。


「もう面倒だから、

あの人の言う通りでいいわ」


一瞬、

意味が分からなかった。


でも、

言う通りにするということは、

つまり――


『彼女に

手渡しする』

ということだ。


その瞬間、

何だか、

裏切られたような気持ちになった。


「それは、ちょっと……」


思わず、

そう言った。


でも、

お義母さんは

もう面倒になっているようだった。


結局、

『そっちで上手くやって』

そんな感じで、

電話は切れた。


私は、

携帯を握りしめたまま、

しばらく動けなかった。

2026年8月17日月曜日

親権を渡した方がいい

彼女からの忠告

メッセージに書かれていたのは、

大体こんな内容だった。


・同居の約束を反故にするのは酷い

・制服の件は、すぐに全額返済するべき

・子どものことを想うなら、親権を渡した方がいい


読み進めるうちに、

私はあることに引っかかった。


矛盾している。


だって、

もし同居してしまったら、

夫と彼女に未来はない。


二人は一緒に暮らせなくなる。


それなのに、

なぜ同居を断ったことまで

非難してくるのだろう。


あまりにも不可解で、

私はずっと考えていた。


そして、

ふと、

ある可能性に気づいた。


もしかして――


夫は、

義両親のことを

私に押し付けて、

自分たちは別に暮らすつもりだったのでは?


そう考えると、

すべて辻褄が合う。


あの二人なら、

考えそうなことだと思った。


制服の件について

書かれていたことは、

予想通りだった。


正直、

放っておいてほしい。


でも、

夫の意図に反することは、

彼女にとっても

許せないことなのだろう。


反論したい気持ちを抑えながら、

さらに読み進める。


すると――


親権についても

書かれていた。


夫に親権を渡した方が、

子どもは幸せになれる。


その一文を読んで、

私は絶句した。


どうして、

そんなことが言えるのだろう。


彼女だって、

薄々は気づいているはずだ。


夫が、

子どもに対して

してきたことを。


それなのに、

夫の権利を守りたいというのなら――


この人は、

私が想像しているより

ずっと厄介な相手なのかもしれない。


そう感じた。


返事をしないまま

メッセージを読み終えても、

いろいろな思いが

頭の中を巡るだけだった。


考えても、

何一つ結論は出ない。


お義母さんとの約束もある。


だから、

私が言えることには

限りがあった。


その中で反論したところで、

きっと伝わらない。


そう思った。


夫は、

彼女に任せたつもりなのだろうか。


しばらくすると、

夫からの連絡は

ぱたりと止まった。


いや――


もしかしたら、

約束通りに

お金を払っていたからなのかもしれない。


いずれにしても、

ようやく夫が静かになった。


それなのに、

今度は彼女から

連絡が来る。


そのことに、

私はほとほと疲れていた。


もう、

返事をする気にもなれない。


そう思い、

数日間、

そのままスルーした。


もちろん、

何も考えなかったわけではない。


もしかしたら、

家に来るかもしれない。


会社にまで

来るかもしれない。


そんなことも考えた。


でも――


夫が来るよりは、

ずっと気が楽だった。


怖さも、

それほど感じなかった。


だから私は、

いつもより

少し呑気に構えていた。


そして、

気づけば――


一週間が経っていた。

2026年8月16日日曜日

夫の彼女から突然届いたメッセージ

家で過ごせる幸せ

2回目の支払いを済ませ、

その週末は

久々に我が家で過ごした。


家で過ごすことが、

こんなにも大変だったなんて。


ここに戻ってきたばかりの頃は、

想像もしていなかった。


夫さえ出て行ってくれれば、

また平穏な日々が戻ってくる。


そう信じて、

ここまで進んできた。


でも、

どうやらそれは

間違っていたようだ。


やっぱり、

離婚が成立しなければ、

本当の意味での幸せは

戻ってこない。


そのことを、

改めて強く実感した。


そして、

離婚したいという思いは

ますます強くなっていった。


夫が怒鳴り込んできたことで、

大体の事情を知ってしまった子ども。


もう大きい。


いろいろなことを

勘づいてしまう年齢だ。


すべてを隠し通すのも、

難しくなっていた。


いつも一緒に

闘ってきてくれた子どもには、

『知る権利』がある。


そう思った私は、

包み隠さず、

これまでの経緯を

すべて話した。


そのことを知った上で、

家で過ごす週末。


子どもも、

複雑な思いがあったと思う。


それでも、

見た感じは

落ち着いていた。


「おうちは最高!」


そう言って、

楽しそうに過ごしている姿を見て、

私はホッとした。


やっぱり、

この家は

子どもにとって

大切な場所なのだと思った。


だからこそ、

何としてでも

この日常を守りたかった。


突然届いたメッセージ

3回目の振り込みをする直前、

突然、

夫の彼女から連絡が来た。


直接やり取りするような

用事なんてない。


連絡を取り合いたい相手でもない。


そのまま

スルーすることも考えた。


でも、

後々面倒なことになっても嫌だ。


そう思い、

とりあえず

メッセージを開いた。


それにしても――


あの二人は、

くっついたり離れたり。


いつまで経っても、

煮え切らない。


こちらとしては、

夫と彼女が

うまくいってくれれば、

離婚もスムーズに進む。


そう期待しているのに、

なかなか思うようにはいかなかった。


一体、

何の用事だろう。


いぶかしみながら、

内容を確認する。


すると――


書かれていたのは、

制服のことだった。


おおよその見当はつく。


きっと、

夫が愚痴ったのだろう。


それを聞いて、

黙っていられなくなった。


そんなところだろうか。


夫のほうも、

彼女が何か言ってくれることを

期待していたのかもしれない。


だからこそ、

話したのだろう。


間違った正義感を振りかざして、

口を挟んでくるのは

今に始まったことではない。


過去にも、

何度かあった。


そのたびに、

分かってもらおうと

事情を説明した。


でも、

無駄だった。


夫も、

彼女も、

よく似ている。


考え方も、

驚くほど似ている。


しかも、

お互いにとって

特別な相手だ。


そこに私が何を言ったところで、

私の味方になってくれるはずがない。


そんなことは、

もう分かっていた。


だから私は、

冷めた気持ちで

彼女からのメッセージに

目を落とした。

2026年8月15日土曜日

払わなければならない理由

夫が責める理由

夫が、

我が家に突撃訪問してくるのには、

理由があった。


1回目の支払いを済ませた後、

私は支払いを

続けられなくなっていた。


中学校の入学準備で、

思っていた以上に

お金がかかったのだ。


もし本当に

母子家庭になっていたのなら、

受けられる支援もあったと思う。


でも、

籍は入ったまま。


『離婚に同意する』


夫は、

一度はそう言っていた。


それなのに、

一向に話は進まない。


だからといって、

こちらから離婚の話を

切り出せるような状況でもなかった。


ひたすら夫を怒らせないようにしながら、

離婚というゴールに向かって、

藻掻いている最中だった。


そんな状況で、

支払いまで滞ってしまった。


夫はいつも、

自分の言動が

いかに正しいかを主張する。


「お前が間違っている」


そう思わせるための材料を、

いくつも持ち合わせていた。


この時も、

『約束を破ったお前が悪い』


そう言って、

私に罰を与えようとしていた。


窮地に立たされた私は、

何度も、

本当のことを

話してしまいたいと思った。


お義母さんからいただいた制服は

買ったものではない。

ご近所さんから譲り受けたものだ。


夫が言っていることは、

嘘なのだ。


それを言えば、

すべてがひっくり返る。


何度も、

そう思った。


でも――


言えるわけがない。


お義母さんと、

約束したのだから。


真実を隠すことも、

私たちを

苦しめていた。


たった1万2千円、されど1万2千円

次のお給料が入り、

ようやく2回目の支払いの

目処が立った。


金額は、

1万2千円。


たくさんお給料を

もらっている人にとっては、

小さな金額かもしれない。


でも、

私にとっては

決して小さくなかった。


その1万2千円があれば、

もう少し楽に生活できる。


中学校の入学準備で

使ってしまった分の

補填もしなければならない。


それなのに、

本来なら払う必要のないお金を

払い続けなければならない。


理不尽だった。


内心では、

ずっと夫に対して

怒りや嫌悪感を抱いていた。


それでも、

面と向かって

言うことはできない。


それほど、

怖かったのだ。


何か言えば、

その怒りが

私の周りにいる人たちに

向かうかもしれない。


それも、

怖かった。


だから私は、

何も言わずに

お金を振り込んだ。


そして、

お義母さんに連絡を入れる。


しばらくして、

メッセージが届いた。


『ありがとう』


たった一言だった。


でも、

その言葉を見た瞬間、

一仕事終えたような

気持ちになった。


これで、

終わった。


そう思いたかった。


でも――


まだ、

支払いは続く。


また翌月のお給料まで、

気を引き締めて

生活していかなければならない。


私は通帳を開き、

そこに記載された数字を

しばらく眺めていた。


1万2千円。


たった1万2千円。


でも、

私にとっては、

とても重い金額だった。

2026年8月14日金曜日

この子の幸せを守りたい

知らないふりを続けて

あの日のことは、

私とお義母さんだけの秘密。


決して、

夫に知られてはいけない。


そう決めた日から、

私はずっと

『何も知らない』という顔をして

やり過ごした。


そのうち、

夫の攻撃も収まるはず。


そんな、

願いにも似た思いを抱きながら、

夫からの連絡をかわしていた。


もっとも、

LINEだけなら

まだ実害は少なかった。


もちろん、

精神的なダメージはある。


子どもも

気にしてしまう。


それでも、

通知をオフにしてしまえば、

一時的な平穏は保てた。


問題は――


夫が、

直接やって来ることだった。


怒りに任せて我が家を訪れ、

その勢いのまま、

「どうするつもりだ!」

と責め立てる。


「ご近所の方に

迷惑になるから」


そう伝えても、

聞く耳を持たない。


「ここは俺の家だ!」


そう豪語したかと思えば、


「家族の問題なんだ!

知らねー奴に何を言われても

痛くもかゆくもない!」


そう叫ぶ。


反論すれば、

余計に酷くなる。


だから私は、

夫を肯定するような言葉をかけながら、

何とか怒りを鎮めようとした。


とにかく、

静かにしてほしい。


それだけだった。


逃げるように外へ

夫の突撃訪問が増えるにつれ、

私たちの生活は

また不安定になっていった。


いつ来るか分からない。


それが、

たまらなく怖かった。


休日になると、

家にいても

落ち着かない。


居ても立ってもいられず、

外に出るようになった。


本当は、

そんなことをしている場合ではない。


でも、

家にいることそのものが

苦痛だった。


だから、

出かけるしかなかった。


休日の早朝。

まだ子どもが眠っている時間に、

私はスマホを手に取った。


検索するのは、

決まって同じようなこと。


○○駅。

ランチ。

安い。


できれば、

ワンコインで済ませたい。


「さすがに、

ワンコインはないか……」


そんなことを思いながら、

検索結果を開いていく。


すると、

その近辺で

安く食べられるお店が

いくつも出てくる。


もちろん、

ワンコインで食べられるお店は

ほとんどない。


牛丼やうどんなど、

そういうお店なら

何とかなる。


でも、

毎回そんなところばかりでは

飽きてしまう。


せっかく外へ出るのだから、

できるだけ

いろいろなお店に行きたい。


そんなことを考えながら、

早朝から何度も検索した。


どこへ行こうか。


何を食べようか。


そんな、

ほんの小さなことを

考えている時間だけは、

少しだけ気持ちが楽になった。


そして、

隣を見る。


まだスヤスヤと眠っている子ども。


その寝顔は、

とても幸せそうだった。


この幸せを、

絶対に壊してはいけない。


そう思った。


夫が何を言おうと、

何をしてこようと。


私が、

この子の日常を

守らなければならない。


そんな思いで、

私は毎日を過ごしていた。

2026年8月13日木曜日

嘘をついたのは、夫だった

知らないふりをするということ

真実を知った時、

私はまた、

大きく失望した。


お義母さんにではない。

夫に対してだ。


むしろ、

お義母さんは

被害者だと思った。


あの人に言われたら、

たとえ血を分けた息子であっても、

意見なんてできなかったはずだ。


私も、

そういう場面に

何度も出くわしてきた。


本当は言いたいことがある。

意見をしたい。

でも、

何も言えない。


そのもどかしさは、

痛いほど分かっている。


だから、

お義母さんが

最後に本当のことを

話してくれたことが、

余計にありがたかった。


真実を知ったことで、

私の中で何かが

ストンと落ちた。


これまで感じていた違和感も、

すべて納得できた。


ただ――


このことを、

夫に伝えてもいいのだろうか。


そこだけは、

最後まで迷った。


もし話したら、

お義母さんが

窮地に立たされる。


責められて、

なじられて、

心が折れるまで

攻撃される。


そんな光景が

容易に想像できた。


とてもではないけれど、

言えなかった。


申し訳なさそうに、

本当のことを

話してくれたお義母さん。


これ以上、

心の重くなるような状況を

作りたくない。


私は、

知らないふりをして

何とかできないかと

考え始めた。


お義母さんを守るために

それから、

お義母さんとは

何度か連絡を取り合った。


このことが夫に知られたら、

どうなるだろう。


そんなことを考えながら、

いろいろなパターンを

想定した。


そして、

二人で一つの結論を出した。


『このことは、

聞かなかったことにする』


それが、

お義母さんを守るためには

一番いいと思った。


でも、

そうなると、

別の問題が残る。


やっぱり、

お金のことだった。


聞かなかったことにするのなら、

私は予定通り、

制服代を分割で

払い続けなければならない。


やっと、

問題が解決したと思ったのに。


また、

お金のことで

悩み続けることになる。


お義母さんだって、

買ってもいない制服代を

受け取るのは、

きっと気が重いはずだ。


そこで、

私たちはいろいろな案を

出し合った。


実際には払っていないけれど、

払ったことにしてしまう。


あるいは、

お義母さんが自分の口座に

現金を振り込んで、

私から入金があったように

見せる。


どれも、

一見すると

うまくいきそうに思えた。


でも――


どの案も、

実行することはできなかった。


夫が近くにいる間は、

制限が多すぎたのだ。


夫だけではない。

お義父さんもいる。


お金のことも、

ほぼ管理されている。


お義母さんが

自由に使えるお金は、

ほとんどなさそうだった。


そんな状況で、

万単位のお金が動けば、

絶対に気づかれてしまう。


そうなれば、

この計画も

すべて明るみに出る。


私だけではなく、

お義母さんも責められるだろう。


結局、

二人とも窮地に立たされる未来しか

想像できなかった。


それなら――


やっぱり、

最初の予定通り、

少しずつでも

払い続けるしかないのか。


真実を知ったことで、

気持ちの上では

救われたような気がした。


お義母さんが

嘘をついていたわけではない。


夫に言われて、

仕方なく合わせていただけだった。


それが分かっただけでも、

私にとっては

大きなことだった。


でも、

一つ問題が解決したと思ったら、

また別の問題が目の前に現れた。


結局私は、

またしてもお金の問題に

直面することになった。

2026年8月1日土曜日

お義母さんの告白

お下がりの制服

子どものために用意された制服。

お下がりではなく、

購入したものだった。


知ってしまった以上、

お金を返さないわけにはいかない。


義実家を訪ね、

お義母さんと少し雑談をした後、

私はテーブルの上に

お金の入った封筒を置いた。


でも、

受け取ってもらえない。


どこか歯切れも悪く、

不思議に思いながらも、

何とか受け取ってもらおうとした。


その時、

思いもよらない事実を知る。


夫の話は、

真っ赤な嘘だった。


制服は、やはり

購入したものではなく、

知り合いのお子さんから

譲り受けたものだった。


綺麗だったのは、

一年生の途中で

急に引っ越すことになり、

ほとんど着ることが

なかったから。


何度か顔を合わせたことがあり、

面識もあったお義母さん。


同居の話が進む中で、

その子のことを思い出し、

うちの子と体格も似ていることから

声をかけたそうだ。


先方も、

快く譲ってくれたという。


良心の呵責

夫は、

お義母さんに

口止めをしていた。


「言わなきゃ、

分からないんだから」


そう言って、

話を合わせるよう

頼んだ。


なるほど。

夫らしい考えだと思った。


あの口調で言われたら、

お義母さんも

従うしかなかったのだろう。


最初は、

何も言うつもりは

なかったようだ。


でも、

話を続けるうちに

何度も言葉を飲み込み、

何かを伝えたい気持ちが

伝わってきた。


そして、

意を決したように

真実を打ち明けてくれた。


驚いた私は、


「どうして――」


と言いかけて、

言葉を飲み込んだ。


夫にそう言われたら、

私だって

同じようにしていたと思う。


それでも最後には、

正直に話してくれた。


そのことが、

素直にうれしかった。


結局、

あれほど気を揉んでいた

お金も必要なくなった。


せめてクリーニング代だけでもと

渡そうとしたけれど、

それも受け取ってはもらえなかった。


「騙すようなことをして、

本当にごめんなさい」


そう言って

頭を下げるお義母さん。


夫には腹が立っても、

お義母さんを

責める気にはなれなかった。


申し訳なさそうに

小さくなって謝る姿が、

ただただ気の毒だった。

なぜか、夫の彼女にお金を渡すことに

突然の電話 驚いたことに、 彼女はお金の受け渡しにまで 口を出してきた。 振り込みをすることで、 お義母さんとは 話がついている。 それなのに、 突然、 『自分が受け取って お義母さんに渡す』 と言い始めた。 どうして、 そんな面倒なことを? あの人たちが 何を考えているのか、 ...