夫の彼女からの激しい干渉
制服の件では、夫の彼女から
激しい干渉を受けた。
どうやら、
お義母さんたちとは
すでに身内のような
感覚だったらしい。
だから、
許せなかったのだろう。
私のすること、
そのすべてが。
人の善意を踏みにじり、
同居の約束も一方的に反故にし、
身勝手な振る舞いを続けている。
彼女からは、
そんなふうに
見えていたのだと思う。
薄々、
気づいてはいた。
でも、
それはあまりにも
一方的な見方だった。
事実とも、
かけ離れている。
彼女には、
夫側のフィルターが
かかっていた。
私が悪者で、
夫やお義母さんが被害者。
そうなってしまった以上、
何を説明しても
分かってもらうのは
難しかったのかもしれない。
最初は、
私も丁寧に説明していた。
でも、
だんだんと
億劫になっていった。
何を話しても、
まったく聞く耳を
持ってくれないからだ。
これでは、
何のために話しているのかも
分からない。
『謝っても許されないことを
あなたは、したのだ』
そう何度も言われた。
そのたびに、
私は傷ついた。
でも――
『私が一体、
何をしたのか』
きっと、
彼女自身も
その問いには
答えられなかったと思う。
ただ、
自分が満足したかっただけ。
夫やその家族のために戦う自分。
そして、
そんな自分をねぎらう夫。
いつの間にか、
そんな構図が
でき上がっていたのだと思う。
子どもに取り入ろうとする彼女
攻撃が厳しくなるのは、
お金を返済するタイミングだった。
そして、
手渡した後は、
少しだけ落ち着いた。
でも、その間も
何もないわけではない。
実はその頃から、
彼女は何度も
子どもとコンタクトを取ろうと
いろいろなことを
仕掛けてきた。
その一つが、
プレゼントだった。
プレゼントを持って、
突然、
我が家にやってくる。
「これ、(子ども)ちゃんに」
そう言いながら、
満面の笑みで
手渡してくる。
そのたびに、
私は困惑した。
電話では、
あれほど激しく
まくし立ててきた人。
耳を塞ぎたくなるような言葉で、
延々と私を責めてきた人。
それと、
本当に同じ人なのだろうか。
あまりの落差に、
戸惑うしかなかった。
電話での彼女と、
目の前にいる彼女。
その変わりぶりが、
異様に思えた。
プレゼントを差し出されても、
愛想よく振る舞うことなど
できなくて・・・。
玄関で立ち尽くす私をよそに、
彼女は部屋の奥を見渡し、
甲高い声で
子どもに呼びかける。
子どもからすれば、
『お土産を持ってきた人』
という認識だったのだと思う。
だから、
曖昧に笑って
対応していた。
それに気をよくしたのか、
彼女はさらに話しかける。
そして帰り際には、
「(子ども)ちゃん、また来るね」
そう言って、
笑顔で帰っていく。
私には、
もちろん何もない。
チラッと
鋭い目線を向けられ、
無言のまま
立ち去っていくことが多かった。
彼女たちが
何をしたいのか。
それは、
なんとなく分かっていた。
当時は、
親権争いもしていた。
だから、
子どもを懐柔したかったのだと思う。
子どもに取り入ろうと
必死だったのだろう。
そのためには、
私の存在が
邪魔だったのだ。
でも――
お金をすべて返し終えるまでは、
彼女が来ることも
決まっていた。
ここで断れば、
また大事になる。
結局、
我慢するしかなかった。
何をされても、
ただ、
やり過ごすしかなかった。






